バッチテスト



02/03シーズン






1級について(テスト実施要綱)

技術種目 斜面設定の目安 テスト形式 判定
評価方法 合否基準
■カービング要素のターン
○大回り
○中回り
○総合滑降
中〜急の適合斜面

総合斜面
●実践種目テスト ●実践種目講習テストは、講習の中で講師(検定員)が各種目の評価を行う。

●規定種目テストは、各種目検定員3名で行う。

●最終合否は主任検定員、検定員、講師(検定員)が協議の上、判定する。
350ポイント以上
(最大値500ポイントの70%以上)
■スキッディング要素+カービング要素
○中〜小回り
○大回り
中〜急の適合斜面 ●規定種目テスト

私もスキーをはじめた時1級を取る事が目標でした。
確かに1級とは上級者の仲間入りをすると言う事と等しいぐらい重みがあり、知名度が高い資格です。
では1級を取るために何が必要なのか、私なりに解説します。
私なりの目安なので、これでかならず1級が受かるとは言いきれませんのであしからず・・・・・(^^;


総合


総合的には滑りこみが必要であることはいうまでもありません。
左手の理論で述べていますが、滑りこみがなくては1級の技術を引き出すほどの動きが出来ません。
どのくらいの滑りこみ量が必要かと言うと、私が感覚的に1級に受かった方の滑走日数を見てみると、
シーズン中20日程度は滑りこまれているようです。
ただし、これを1年だけやっても意味がなくある程度継続している方は少ない年数で1級レベルの板の動かし方が
出来てくると思っています。
次にこの滑走日数の中でいかに充実した練習が出来るかが問題になってきます。
クラブ等に入り、師匠を見つけその人についていく。というのも一つの手段だと思います。
いずれにしても、ただ滑るのではなく自分に課題を与えながら滑ることが大事だと思います。


実践種目テスト(大回り)


カービング要素が主体になるため、ずらさずに滑ってくる必要があります。
ただし、板なりのサイドカーブでずらさず滑ってきてもだめ。と言う事になります。
角づけに過重をする事により、サイドカーブよりも深い弧を描いてくるくらいの技術の習得をする事が必要でしょう。
過重をするにはしっかりとしがポジションが必要になりますが、雑誌等に載っているターンマキシムのみの
イメージをするといきなり内径が出来てしまい、バランスが悪くなるので、自分から動くのではなく板からくる
圧力にあっただけ、軸を倒していくようなイメージを持つとよいと思います。急な運動は避けた方が良いでしょう。

実践種目テスト(中回り)



大回りと同じくずらさずに滑ってくる必要があります。基本的には大回りと同じですが、大回りより縦目にラインをとる
必要があるでしょう。
肩と雪面との距離を切り替え、舵取り部分で変えないように意識すると良いイメージが生まれると思います。
ストックリングを引きずりながら雪面から離れないようにターンする。という手段もあります。

実践種目テスト(総合滑降)


技術的には大回りと中回りの技術をコンビネーションすればよいでしょう。
基本的な組み立て方としては、大回り→中回り(小回り)→縦目の大回りという王道パターンがあります。
気をつけるのは中回り(小回り)のところは斜面の落ち込みに入れること。これがポイントです。
総合滑降で一番大切なのはスピードですが、中回りを入れたところでスピードが落ちてしまっては×です。
とは言え中回りでスピードが出すぎて暴走では論外のため、しっかりとしたスピードトレーニングもしておく必要があるでしょう。

規定種目テスト(中〜小)


スキッド&カービング要素のため、カービングonlyで滑る必要はありません。
斜面設定の距離から言ってもカービングで全てを滑り降りる事は難しいと思われるため、スキッドを適度に入れる
ぐらいの気持で滑るのがいいと思います。
着眼点としては、中回りでのスムーズさと、小回りになったときのリズムの変化。
さらに小回りでのコントロール技術にあります。
特にカービングの板が出てきてから大回り主体でしか練習されている事が少ないと思われるので
小回りの練習を十分積む事がポイントだと思います。

規定種目テスト(大回り)


実践種目よりも設定斜面の距離が短いと思われるので、最初からスキッド要素を入れるつもりで滑る方がいいと思います。
設定斜面に対しての弧の大きさ、滑らかさ、これが観点になると思います。
スキッド(ずらし)を使いながらもターン後半ではしっかりと板をたわませていく意識が必要でしょう。
良く見られるミスとして、切り替えの時に身体が斜面に残ってしまっていて次の外足が踏めない事により
弧がかけず斜滑降してしまっているケースがあるので、しっかりと弧を描く事がポイントだと思います。